忍者ブログ
 

2024.11.22(Fri) 00:10

書いたひと : /
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



Posted on 11/22/00:10 | BlogMura Category : Moe Anime

2007.11.10(Sat) 12:27

2ちゃんねるやニコニコ動画で腐女子が真面目に語ったり意見を主張すると必ずつくコメントに、「腐女子必死だなw」があります。わたしもノンケ……もとい腐男子ではない一般オタクのちずくんに説明するときは普段温厚な私が自分でも「私キモっww」と思うくらい必死になります。


なんかこう……この、なんでBLが好きなのか、この恋でも萌えでもない感情の正体が一体なんなのか、その真実を知りたくて必死なんです。

多分、わたしも、他の腐女子も。
この、「腐じゃない人には理解出来ない共有出来ない不可解な感情」それを説明・解明したくて必死なんだと思います。

知的探求というには俗過ぎる動機だけれど、この感情の正体がつかめるまでは、死んでも死にきれません。

というわけで考えて見ました。

801世界観とは、腐女子の仮想のコミュニティではないか。

言い換えるなら、妄想の共同体。
「男同士の恋愛は可能という幻想を共有してる人間同士がわかりあえる共通の想像がそれぞれの頭の中にある、ということです。
普通の妄想なら、自分一人や極近い仲間どうしでしか分かち合えないけれど、そういうのではないんです。だから腐女子同士には仲間意識が生まれる。例え逆カプは認めない、ナマモノは嫌い、このカップリングはありえねーよwと思ったところで、彼女達には根本のところで共通しているものがあります。それがこの「普通ではない幻想の世界」。一般人から見れば異常な世界観を何の抵抗もなくすんなり受け入れています。


この場合、「日本人というコミュニティー」「男性というコミュニティー」そういうのと何が違うのか。


この場合、まず目に見える「日本人」「男性」というカテゴリーがはっきりしてます。でも腐女子はそうではない。「あなたは男同士の恋愛を想像出来ますか?」というのが踏み絵になっているのみです。この入り口は非常にせまいですが、一度中に入ってしまえば驚くほど多様性が広がっています。数々の作品ジャンル、ヘタレ攻め筋肉受けリーマン萌え下克上etc

なんだか宗教チックになってきました。まるでやおろずやおいの神を信仰する多神教のようです。あ、一応言っておきますが私は宗教が嫌いです。

そうそう。宗教信じてる人を嫌う人と、腐女子を頭ごなしに嫌う人ってなんかにてますよね。あとそこに朝鮮を嫌うひとも付け加えておこう。
この三つに共通することは、「自分には理解できない思想(人種)を否定すること」かな?

だから私はド腐女子ですが、腐女子というだけで嫌いという人がいるのは理解できます。私も創価周辺の人はそれだけで嫌いですから^^

でも腐女子の問題を語るには、ジェンダーの問題に絡んできます。抑圧された性の歴史とか色々。だからこそ、ささやかな復讐として女の役割を「受け」の男に押しつけたりしてるのかな、とも思います。もちろんそんなこと考えて萌えるわけじゃないですけど、深い深い深層心理のところでね。
だからこの宗教やらなんちゃら気味の悪い話はここらへんで止めておきます。


話を戻します。腐女子が馴れ合いを好きなのは当然のことです。「801世界観」という特殊なものを受け入れる人同士は限られているからだし、それはある種のファンタジー世界に住んでいるのと同じです。例えばオンラインゲームなどの仮想空間です。パソコンでログインして広場に行くと、他の人たちがそこに住んでいる。私は一時期真剣に、いわゆる「(FF11などの)ネット廃人」が本当に悪いものかと考えました。食料を大量に買い込んで、自分はそれこそ眠くて気絶するまでプレイする、これの何が不自然なのか、ということです。だって、それが例え仮想空間でもその世界で自分が充実してて幸せで、一緒に戦う仲間がいればそれでいいじゃないですか。むしろ現実では出来ないこともいっぱいできます。現実の身体は抜け殻でも、自分の本体は思考だっったり感情だと思うなら、感情や思考だけ仮想空間に住むことは悪いことではないし、可能だと思います。まあわたしはそんなにオンラインゲームやったことないんですけど。せいぜいモンスターハンターをちょこっとです。だって難しいし、肩凝るんだもん(笑)。でも、そんなことが苦ではないならやってもいいと思います。

腐女子もこれに似た世界をもう一つ持っていて、そこで腐女子仲間に出会ったりしているんだと思います。でもこれはどこかにはっきりある仮想空間ではなくて、まるっきり現実の一部です。たとえば2ちゃんねるの801板で、あるキャラについて語る時、彼女達は共通の仮想世界のことについて語っているということになります。それは作者が本来提示したキャラクターではないはずです。いわゆる「やおいフィルター」で歪曲された既に別のキャラクターで、どこにもそんなものはないはずなのに、そのキャラに萌える人たちは、何故か共通のキャラについて語ることが出来ます。この「やおいフィルター」で見た世界が仮想空間です。まるで3D映画の立体眼鏡みたいですね。

これは普通のオタクが「ハルヒ」や「綾波」に萌えるのとは全く違います。彼らの同人誌には「攻め」がいない。大抵名もないモブキャラだったり黒い影だったり、時には棒だけのことも。または自分とキャラクターの妄想で抜いたりしますよね。これはオンライン空間、仮想空間に、肉体ごと入るようなものです。
この辺の思考の違いは、太古から続く男と女の深い溝の一部ではないかな、と。

はい、結局何が言いたいかって、「私必死だなw」ということです。
これだけ考えていてもこの「恋」でも「萌え」でもない感情の正体はわからなかったです。
もちろん、ミクロな視点では説明出来るんです。「男同士の魂のぶつかりあいがいい」とか「ライバル同士なのに……!」とか「あのストイックなキャラが喘えいでいるのを想像すると萌える」とか「禁断の愛サイコー!近親相姦もセットになると倍率ドン」とか「男同士で悩むのがいいよね」とか。


でもBLの奥義は「男同士」ではないはずなんです。それがなんだか解らない。
BLがなぜこんなに魅力的なのかは、「男同士の恋」は絶対条件ではない。たまたま男同士の恋が解りやすい、そこに見つけやすい、というだけのはず。わたし達はBLに萌えてるんじゃない、BLの持つ見えない真実に萌えてるんだと思います。その探求が「腐女子必死だな」の正体だと思います。
PR


Posted on 11/10/12:27 | BlogMura Category : Moe Anime
自己紹介です。

About Us

ちず
広く浅くがモットーなぬるいオタク。
小三の頃からパソコンを弄り始めた生粋のパソオタで、高校を出るまで「萌え?何それ美味しいの?」と思っていた。が、2006年からついにその道に足を踏み入れてしまった・・・。
モノを作ることが大好きで、常に何かに手を出しているつもり。 たまーに普通の世界に手を出そうとするが大概失敗する。
そして友達もだいたいオタク。

サークル「ゆとり線香」

ふーたん
目指すは芥川賞!な創作好き腐女子。
早稲田大学生。
職業は文字の錬金術師。リセットは出来ません。
自由度は高いけど高すぎて何をやったらいいかわからない。
スキルやアビリティが全体的に低いです。大学生という名のNEET。リセット出来ないゲームをプレイしはじめ早20年。なのにLv1.そろそろ積極的にアビリティを習得しないとやばい。ひきこもりなので基本的にエンカウント率は低いです。とりあえずギルは不足してません。今伸ばしたいスキルは英語。習得しないとゲームオーバーなのはイタリア語です。



ブログ内検索。

Searchbox



パシャリ。

QR code

携帯でバーコード読み取るとURL。
くりっくでメール送信!