2024.11.24(Sun) 09:41
2007.07.13(Fri) 00:36
思えば私がミステリーにはまったのはコナン・ドイルのシャーロックホームズシリーズと江戸川乱歩の少年探偵団ですた。
思い起こせば15年前。まだ小学校1年生でした。
『子供がそんな本読んでちゃ駄目でしょ』と親や先生に取り上げられたのも懐かしい思い出。
といっても訳は確か小学高学年向けだったとは思うけどね。大人向けの訳はもうちょっと成長してから読みました。最近は日本の新本格や海外の古典ミステリーもあまり読まなくなりましたが、それでもいわゆる名探偵が出てくる古典ミステリーはこう、胸をきゅーんってさせる気がするなあ。なんでだろうね。
で、昔の読書の話をするには避けて通れないのがジュブナイル小説!
ウィキから引用してみました。
本来の意味は少年期。転じて児童文学の意味で使われていたが、本来の児童文学よりはやや年齢が高い10代の中高生を主に読者対象としていることもあって、10代後半~20代前半の所謂ヤング・アダルト文学の中で、SFやミステリのようなジャンル小説の特徴を持つ一連の作品に対する呼称として用いられるようになった。ライトノベルと混同して使われることも多い
でもわたしははっきりと主張する!ライトノベルなんかと一緒にするなーー!ジュブナイルには夢と希望がつまってるんだよ!
かと言って、児童文学の棚においてある西の善き魔女を児童文学に分類するのは強引だと思うけど。あれはライトノベルでしょ。
まあそれはともかく。
当時のジュブナイル小説が私は大好きでした。そんな私が一番大好きだったシリーズは!青い鳥文庫から出てたはやみねかおるの『夢水清志郎シリーズ』でした。これを最初に読んだのは八歳かな?子供向けシリーズですが、今読んでも下手なライトノベルよりも面白い。
特に、第一作『そして五人がいなくなる』は名作です。
不思議な謎、「さて、――」で始まる名探偵の推理
何より主人公の名探偵がとても魅力的なんです。
身長190センチでいつもサングラスにスーツ。ごろごろすることが何より大好きでコミュニケーションは糸電話。大学教授なのに常識知らず、自分の年齢もわからない。嬉しいことがあると人前でも踊り出す――
今思うと、小さいころのある意味理想の『大人』が描かれてる気すらします。
そんな大好きなシリーズも、大人になってしまってはなかなか買うのはためらわれるのでここ数年新作が出てもいつのまにか買わなくなってたのですが。
今日本屋で発見しました、ちょっと大人向け。
ライトノベルでもない、普通のミステリー小説。(それにしては文章があっさりすぎるけど)。
2003年に出てたっぽいです。なんで気付かなかったんだろう。不覚です。
やっぱりこの作者好きすぎる。ちょっとした言い回しなどが懐かしいあの本そっくりです。
昔はゲームもパソコンも漫画もなくて本しか読んでなかった気がする。あの時の懐かしい気持ちを思いだして泣きそうだ。うちは小5までスーパーファミコンも買ってもらえず、中学入るまで漫画はコナンと「なかよし」だけでした。
だから私が漫画にはまったのは中学になってお小遣いで好きな漫画を買えるようになった反動だと思うwそしてコナンは20巻あたりで買うのをやめ、今またリバイバルで腐的にはまっているという感じです。
はっ――話がそれた。まあ、そういうわけで昔は本しか楽しみがなかったわけです。図書館が友達……寒い。小5の時点で一番好きな作家が内田康夫ってどうよ。二十冊くらいもってたぞ。渋すぎる。あとは愛読書が瀬戸内寂聴の源氏物語!うわあ。
正直最近はあまり本を読んでないなって気がする。いや、本は読むけど、小説はほとんど、って感じだ。
それが!昔好きだった作者の本を読み、再びわくわく感が!
これおすすめです。
『僕と先輩のマジカル・ライフ』
「幽霊を信じますか?超能力を信じますか?UFOほ宇宙人の乗り物だと思いますか?」こんな質問とは無縁の生活を守りたいと切に願う常識人の大学生・快人が自由奔放な霊能力者・春奈に振り回されるというミステリー。
いちいち地の文で突っ込み入れつつぼやく主人公がキョンを彷彿させます。
ストーリーはわりと普通なんだけど、作者が自分の学生時代を思い出して書いたというこの小説、どこを読んでも青春!って感じがするんです。なんだかすごい暖かい感じがする。
ハチクロやのだめなんかの青春モノとはちょっと違う。
一言で言うなら、自分も昔こういう大人になりたい、と胸をわくわくさせて、ちょっと背伸びをしていたあの頃の気持ちにさせるというか。
子供のころは、本当にどこかに名探偵がいて、全ての謎を解いてくれると思ってました。
幼稚園の時から作家になりたかったけど、なんだかあの時の気持ちを思いだしちゃったよ。
絵本は昔からいくつも作ってた気がするけど、一番最初に書いた小説はミステリーです。小学5年生でした。
名探偵は女子高生で隣花ちゃんと言いました。トリックは血のナイフで時間が経つと溶けるという陳腐なもの。
原稿用紙二十枚くらいに書きました。塾の友達に見せた気がする。
次に書いたのも小学5年生。
「誰もいないオフィスで殺人が起こるんだけど、目撃者はいない。でも犯人にされそうになった人の机に飾られていた造花が、持ち主の無罪を証明されたいと擬人化して妖精になり推理する」という電波な話でした。これは未完成だったような。
次は……思い出せないけど、あのころは恥ずかしげもなくいっぱい書いてたなあ。
なんで最近は読まなくなったんだろう。なんで書かなくなったんだろう。
でもいいなあ、私もこういうのを書きたい。
パソコンも漫画もゲームもなくて、それでも無限に未来が広がっていたあの頃に戻りたいです。
まあそんなこと言いつつも。友達もいずに二次元にひきこもっていたことには変わりないですが。
そんなこと言っても、やっぱりゲームはやりたいし、BLも読みたい。やっぱり戻れないなあ。
ひきこもりは気にしないことにする。悪いのはゲームか?!BLか?!
でもこれも現在までの私の構成要素であるのは間違いないので否定はしません。
gdgdと思い出しながらgdgdな日記でごめんよちずくん。
どうしたらいいんでしょうかね。
よし、書くしかない!もうわたしにはこれしか道がない気がする。
子供のころに戻りたいなら、「あの時目指していた自分」になるしかない気がするので。
あのころ信じていた名探偵が世界のどこにもいないなら、自分で名探偵を作るしかない!
ノーミステリー・ノーライフ!
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